ぶどう品種


い ワイン をつくりだすためには 「ぶどう」 「気候」  「土壌 そして 「人間」 が必要な要素だといわれています。
なかでも、もっとも重要な要素となるのが、原料であるぶどうの品種です。ぶどうの品種は、ワインの味に
決定的な影響を与えるからです。

ぶどう品種を知っていれば、ワイン選びがグ―ンとワイドになり、好みの、味と香り、ご予算に、ピッタリのワインがさがせます。

世界中で銘醸ワインと呼ばれる逸品に使用される、ぶどう品種を紹介いたします。
まずは、
赤ワイン用のぶどう品種から。

カベルネソ―ヴィ二ヨン(赤)
ボルド-地方でも、最高級の赤ワインを産すると評価されているメドック地区の中心品種。
シャト-ラフィット・ロ―トシルト  シャト―マルゴ―など、ワイン愛好家にとって垂涎の的である、
ワインの代表、品種です。
ぶどうの実は、果肉が厚く濃い黒色で、ほうずきの香りがする。

<特徴>
色が濃く、渋味のもととなる成分のタンニンが多くふくまれる、その結果、重厚なワインに
仕上がり、熟成にも、時間が、かかりますが長い寿命を保つことができます。
適応性もいいため、世界中で栽培されています


カベルネフラン(赤)

これも、ボルド―地方で多く栽培されているぶどう品種。サンテミリオンやポムロル地区では
主役と、なっている
<特徴>
カベルネソ―ヴィ二ヨンの強烈さや濃い、色合いをやわらげ、熟成、期間を短縮するため
ブレンドされることが多い。 


メルロ―(赤)

これも、ボルド―地方で盛んに栽培されている、ぶどう品種。カベルネ種と、比較すると、果肉
が薄くて大粒である。

<特徴>
酸味やタンニンが少ないため、ソフトで、優雅な香りと味わいに、仕上がります。
口当たりは、ビロ―ドのようだと専門家がたとえます。

現在、ボルド―で最も、高い価格で取引されているシャト―・ぺトリュスは、メルロ―種、主体
す。


ピノ・ノワ―ル(赤)

ブルゴ―二ュ地方、コ―トド―ル地区の赤ワイン用ぶどう品種。希少価値の、もっとも高いワインと
呼ばれ、いまでも世界一高額な価格で取引されている、ロマネ・コンティは、このピノ・ノア―
ル種だけを使って醸造されている。

<特徴>
果肉は、青黒く小振りな房、タンニンが少なく、やや薄い色の、赤ワインができあがる、若い時期
は、フル―ティな香りを特徴とするが

熟成の、時を重ねるごとに、高貴な香りと、味わいを、醸し出していきます


ガメイ(赤)

ブルゴ―二ュ地方の南部に位置するボ―ジョレ―地区の主要品種。ボ―ジョレ―・ヌ―ボといえ
ば、おわかりになるでしょう。

<特徴>
フレッシュで、果実味豊かなワインになり、熟成も早いため、早のみワインに適しています。


 シラ―ズ(赤)

フランスのロ―ヌ地方で栽培されている赤ワイン用品種。色素が強く、タンニンも豊富だが、出来あが
つた ワイン わ、
柔らかみのある味わいに仕上がることで有名です。
<特徴>
ブレンドにも、多く使用されています。


つぎに (白)ワイン の醸造に用いられる、ぶどう品種の代表格たちの、紹介です。

シャルドネ(白)

辛口、白わいん用として、日本でも、人気の高い品種、ブルゴ―二ュのシャブリ地区産のワインは
この、シャルドネ種が原料。そのほか、モンラッシェ、コルトン・シャルルマ―二ュ産、白ワイン
の逸品の、ぶどう品種です。

<特徴>

小粒ですが、完熟したときには、黄金色に輝く実をつけます。
醸造されると、「火打石によって生じる香り」と、表現されjます様に、独特の香りが広がり酸味と
コクがうまれます。


セミヨン(白)

ボルド―地方の白ワイン用の中心品種、果肉が薄いため、菌に侵入されやすい欠点があります
これが、世界、三大貴腐ワインの、ひとつ、ソ―テルヌの主要品種へと、発展する理由になったの
だから、興味深い

<特徴>
貴腐ワインといえば、一度は、飲んでみたいワインの一つ、蜂蜜を思わせる甘さの中に、渋み
酸味も、生きているところが、ワインの芸術品と、言われるところです。


ソ―ヴィ二ヨンブラン(白)

主に、ロワ―ル地方とボルド―地方で栽培されている、ぶどう品種、青草のような、フレ―バ―
が強く、個性の強い辛口の、ワインに仕上がる。


リ―スリング(白)

ドイツの白ワインの大表的ぶどう品種、フル-ティで、上品な甘味をもつ白ワインに仕上がります

この、ぶどうで、造る貴腐ワインは、最高です。


こんどは、日本の、(白)ワイン用、ぶどう品種の紹介です。

甲州(白)
日本を代表する、白ワイン用ぶどう品種、最近では、甲州 100%の辛口ワインが、ワインチャレンジ
において、金賞、受賞、しています。
欠点でもあります香りの弱さを樽貯蔵することで、味に深みをあたえ、香りも、スパイシ―に
なります。
勝沼のワイン醸造家も、良いワインは、良いぶどうからと、土に、畑に、こだわり技術も上がって
います。いままでのワインとは、一味も、二味も、ちがいますよ、

<特徴>
煮物、味噌味の物、日本料理には良く合いますので、一度お試し下さい。


デラウェア(白)

食べて美味しいデラぶどう、でも、醸造家に、食べて美味しいぶどうは、良いワインにならないと、
言われました。ほんとうのようです。 わからないものですね


<特徴>
フル―ティで、やや甘口の軽いワインに仕上がります


マスカット・ベリ-A (赤)

日本のワインの父とも呼ばれる川上善兵衛氏が、1927年にべり-種とマスカット・ハンブルク種を交配
して作り出した品種。

<特徴>
日本の赤ワインを代表する品種で、香り高く、味わいは、フル―ティでまろやかです。


主なワインのぶどう品種
赤ワイン用ぶどう品種
■カベルネ・ソーヴィ二ヨン種
ワイン用ぶどうとしてはピノ・ノワールと双壁と
いわれ、特にフランス・ボルドー地方・メドック地
区の指定品種として有名、芳醇な香り、渋みと酸
味のバランスのとれた重厚な味わいのワインが
つくられます。
■サンソー種
フランス南部で栽培されている大量生産型のぶ
どう品種。
ブラケット種
ブールブーラン、クレレット、モーザック、オンダ
ンクなどフランス南西部一帯で栽培されている幾
つかの白ワイン用品種を総称して、この名を呼
ことがあります
■メルロ−種 
フランス・ボルド―地方・サンテミリオン地区で多
く見かけられます。美しい鮮紅色、香り豊かでや
わらかな口当たりのワインがつくられます。
■サンジョべーゼ種 
主な栽培地域はイタリア中部で、キャンティワインにも使用されています。飲みやすいフル―ティ
なワインがつくられます。
■ランブルスコ種  
イタリア中部のエミリア・ロマ―二ャ州で栽培され
る品種で古代から多収穫のぶどうとしてしられ
ています。発砲性の軽やかでフル―ティな赤ワイ
 ンがつくられます
ピノ・ノワ―ル
フランス・ブルゴ―二ュ地方で最も多く栽培され
ている代表的赤ワイン用ぶどう品種、シャンパ―
二ュ地方でも多く見かけられコクのあるシャンパ
ンがつくられています。香りのすばらしいしっかりし
た口当たりのワインとなります。
ネッピオロ種
イタリアの黒ぶどうでは最良品種。みごとな果実
の香りとコクをもつ、すばらしいワインを生みます
■テンプラニ―リョ種
スペイン・リオハの代表的赤ワイン用ぶどう品種。
軽い口当たりのフル―ティなワインがつくられます
■ガメイ種
軽いタイプのワインが生まれることで知られるぶ
どう品種。ガメイ種でつくられる典型的なワインと
しては、フランス・ブルゴ―二ュ地方南部に産す
るボ―ジョレ―があげられます。明るいルビ―色で
渋味の少ないフレッシュでフル―ティな味を楽し
めます。
■バルベ―ラ種
イタリアのピエモンテ州で栽培されているぶどう
品種です。果実香の豊かな酸味を多く含んだワ
インになります。
■ボバル種
スペインのレバンテ地方で栽培されていま
す。色素豊かなぶどう品種で、良質のロゼワイン
になります。
■シラ―種
コ―ト・デュ・ロ―ヌ地方の赤ワイン用ぶどう品種
としてよく知られ、オ―ストラリアではシラ―ズと呼
ばれています。コクのある重口のワインになりま
す。イラン原産。
■ブルネロ種
イタリア・トスカーナ地方で多く栽培されているぶ
どう品種です。重厚で良質な赤ワインとなります。
■モナストレル種
スペインのレバンテ地方を中心に、主要品種とし
て栽培されているぶどう品種です。甘味が強く色
の濃い、アルコール度の高いワインになります。
■カペルネ・フラン種
主としてフランス・ボルド-地方のメドックやグラ
ーヴ地区及びロワール地方で使われています。
鮮やかなワインとなります
■コルビーナ・ベロネーゼ種
イタリアべネト州に位置するヴァルポリチェラと
バルドリーノ地区でもっとも多く栽培されている、
地域最良の品種。大半は比較的軽めのフルーテ
な赤ワインをつくります。クルイーナとも呼ばれ
乾燥させたものはアマローネなどのワインにも
いられ、高い評価を得ています。
■アギオルギティコ種
ギリシャ固有のぶどう品種で、ネメア地域で栽培
されています。果実風味に富んだ香り豊かなワイ
ンになります。
■グロロ種
ロワール一帯で栽培されている品種で、収穫量の非
常に多い黒ぶどうです。ガメイ種と一緒にブレ
ンドされるロゼ・ダンジュの主用ぶどう品種で
あり、またいくつかのスパーくリングワインの原
料ともなっています。
■ピエディロス種
イタリアのイヒスキア島とカプリ島を中心とする
カンパー二ャ州特産の希少な品種です。1980年
代に栽培面積が半減、1990年には、1000ha程度
の畑しか残っておりません。
■クシノマブロ種
ギリシャ北部で広く栽培されているぶどう品種。色
合いも良く、高いレベルの酸を有します。若いうち
はやや荒々しい感じを受けますが、年とともによく
熟成します。
■グルナッシュ種=カンノナウ(別名)
南フランスやスペインで広く栽培されていますが
種としてロゼワイン用として使われます。果実香豊
かなワインになります。
アリア二コ種
ギリシャ原産のぶどうひんしゅで火山灰性の土壌を
好みます。現在はイタリア南部のカンパー二ャ
を中心に栽培されています。赤ワインにも白ワイ
ンにも用いられます。
■マルベック種=コット(別名)
ボルドー地方やアルゼンチンで多く栽培それて
います。バランスのよい、芳醇で力強いワインに
なります
■カリ二ャン種
フランスで栽培されているぶどう品種です。口当
たりさわやかな飲みやすいワインができます。
■ソイヤシノゾ種
イタリア南部のカンパー二ャ州を中心年他地域
で多く栽培されています。ほとんどの場合、ブレ
ンド用の補助品種として使用されます。
■ピノタージュ種
ピノ・ノワール種とサンソー種を交配させた南ア
フリカで開発されたぶどう品種です。濃厚な果実
実とスパイシーな風味のワインとなります。
■ネロ・ダボラ種
イタリア本土のカラブリア地方原産の品種。シチ
リア島で産する最良の赤ワイン用ぶどうのひと
つです。優れた芳香を持ち、樽熟成に適したワイ
ンを生み出します。
■ジンファンデル種
ヨーロッパ原産で現在カリフォルニアでよく使用
されている黒ぶどふです。ブラッシュワインと呼ば
れる軽くフルーティなロゼワインからコクのある
赤ワインまで、多様なタイプがつくられます
白ワイン用ぶどう品種
■ソーヴィ二ヨン・ブラン種          
フランス・ロワール地方やボルドー地方、またオ
−ストラリアでよく知られています。きわだった
香りをもつ辛口のワインとなります。
■シルバ−ナ種              
ドイツで古くから栽培されているぶどう品種。ライ
ンヘッセンやフランケンなどでおおく見かけられま
す。リ−スリング種よりも早熟。フル−ティでやわ
らかな口当たりのワインが生まれます。
■ベルデッキオ種
イタリア-円で広く栽培されている品種で、マル
ケ州を代表する白ワイン、ベルデッキオ・ディ・カ
ステッリ・ディ・イェ−ジの主要品種です。
果実の上品な香り、レモンのような酸味をもち、
後味に適度なほろ苦さが残ります。
■セミヨン種
フランス・ボルド−地方の主要ぶどう品種のひ
とつ。一般的には優雅な香りをもつ繊細でドライ
な味わいのワインとなりますが、例外的にソ−テ
ルヌ地区では貴腐を生じさせ極甘口ワインをつ
くり出しています
■ミュラ−・トゥルガウ種
ドイツで最も多く栽培されているぶどう品種。
スイスのミュラ−教授の手によるリ−スリングと
シルバ−ナの交配品種といわれてきましたが、
現在ではリ−スリングとグ−トエ−デルの交配
種という説がが有力です。甘い果実のような香り
をもつ、やわらかな味わいのワインとなります。
■モスカ−ト・ビアンコ種
古代から馴染みのあるぶどうで、幅広い用途に
使われます。イタリアでは4番目に多く栽培され
ている品種でフランスではミュスカと呼ばれま
す。このぶどうを原料としたさわやかで軽い発砲
性のモスカ−ト・ダスティ(アスティ・スプマンテ)
は最も高貴なワインのひとつてせす。

■シャルドネ種
フランス・ブルゴ−二ュ地方やシャンパ−二ュ
地方の指定品種として知られています。香り高
く、キレのよい辛口ワインが生まれます。また熟
成タイプのワインもつくられます。
■ケルナ−種
主にドイツで栽培されている新しい品種。酸味の
きいたフル−ティなワインになります。
■キャプトレ−ネ種
イタリア南部のカンパ−二ャ州などで栽培されて
いる品種です。果実味に富んだフル−ティな味わ
いのワインを生み出します。

■シュナン・ブラン種
フランス・ロワ−ル地方をはじめ広く各地で栽培
されている品種。フレッシュでフル−ティな香りと
酸味のきいたさわやかなワインとなります。
■エルプリング種
北ドイツでロ−マ時代から親しまれている品種で
す。石炭岩が多く、リ−スリング種が熟成しにくい
モ−ゼル・ザ−ル・ル−ヴァ−上流域で栽培さ
れ、ほとんどはゼクト(発泡性ワイン)用に使われ
ます。
■ベルメンティ−ノ種
イタリアのサルデ−二ャ島を中心に栽培されてい
る品種です。磯っぽいさわやかな酸味を感じるよ
うなワインを生み出します。
■ムスカデ種
フランス・ロワ−ル地方のナント地区で栽培され
ています。軽口でさわやかな口当たりの辛口ワイ
ンとなります。
■ベルナッチャ種
イタリア中部及び南部を中心に栽培されている
ぶどう品種。酸味のきいた力強いワインになり
ます。
■グリケット種
イタリア中部で栽培されています。特にウンブリア
州ではオルビエ−トやトルジャ−ノなどの白ワイン
に用いられ、ウッディな香りのする、しっかりした味
わいを生み出します。通常は他の品種とブレンド
して用います。
■アリゴテ種
ブルゴ−二ュに古くからあるぶどう品種。ドライで
軽く、生き生きとした酸味のワインになります。
■トレビア−ノ種
イタリアで多く栽培されているぶどう品種です。土
地により品種が少し異なるため、それぞれの地域
でトレビア−ノ・トスカ−ノ・トレビア−ノ・ディ・ソ
アベなどと呼び名も違っています。フランスでは
ユニ・ブラン、サンテミリオンと呼ばれています
■ビウラ種
スペイン・リオハの代表的白ワイン用ぶどう品種。
酸味豊かなドライなワインになります
■マルサンヌ種
フランスのコ−ト・デュ・ロ−ヌ地方で多く栽培さ
れています。
■プロセッコ種
べネト州特産の品種です。ほどよいコクを持つ、フ
ル−ティな香りのワインになります。
■ビラナ種
ギリシャ固有のぶどう品種で、クレタ島で栽培さ
れています。古代ミノア文明以来栽培され、酸味
を多く含みさわやかな味わいのワインになります。
■クレレット種
南フランスで広く栽培されているぶどう品種でア
ルコ−ル度の高い、コクのあるワインになります。
■ガルガネ−ガ種
イタリア・べネトを中心に古くから栽培されている
ぶどう品種。このぶどうからつくられるワインとして
ソアベが有名です。
■マスカット・オブ・アレキサンドリア種
数あるマスカット種のなかでも特に良質のぶどう
品種として有名。華やかな香りをもつまろやかな

ワインとなります。
■ヴィオ二エ種
南フランスのコ−ト・デュ・ロ−ヌの指定品種。
華やかでアロマティックな香りに、まろやかでふ
くらみのある個性的な風味のワインを生み出します。
フランスでは栽培量が少なく、高級ワインがつく
られます。赤ワインの香りを高めるためにブレンド
されることもしばしばあります。
■コルセ−デ種
イタリア・ピエモンテの代表的白ワイン用ぶどう
品種。コクのある良質のワインになります。
■甲州種
日本で古くから栽培されてきた欧州系ぶどうです。
現在では、日本を代表する白ワイン用ぶどう品種
といわれています。フル−ティな香りがする酸味
のおだやかなやさしい口当たりのワインがつくら
れます。
■リ−スリング種
ドイツで最も有名なぶどう品種です。モ−ゼル及
びラインガウで多く栽培され良質のワインがつく
られています。すばらしい芳香と深みのある繊細
な味わいのワインとなります。なお、オ−ストラリ
アでは、ライン・リ−スリングと呼ばれています。
■ピノ・グリジョ種
イタリア・べネト、フリウ−リ等限られた地域のぶ
どう品種。ドライな風味のワインになります